盛岡ガスグループ 盛岡ガス燃料株式会社

盛岡ガス WEBショールーム

LPガス

トップ » ご家庭のお客さま » LPガス »

LPガス

LPガスとは(LPガスの性質)?

LPガスとは、Liquefied(液化) Petroleum(石油) Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスの略称で、プロパン(C3H8)とブタン(C4H10)を主成分とする炭素と水素の化合物です。
家庭用で使われているのはプロパンでプロパンガスとも呼ばれています。


LPガスは常温常圧では気体ですが、圧力を加えたり冷却することによって簡単に液体になります。液体にすると気体の体積の約250分の1になるという特徴がありますので、液体のまま家庭、商店、LPガス自動車、工場等に運び、気体にして利用できる便利な特性が活かされています。(約250分の1に圧縮されたLPガスが、液体状態で容器に充填されています。)

また、LPガスが液体から気体になると、体積は約250倍に増加します。ガスが漏れると空気より重いので、床面などの低いところに滞留します。そのためガス警報器は、台所や部屋などの低いところに設置してあります。

LPガスについて

LPガスには、次の5つの特長があります。

空気よりも重い

LPガスは空気よりも重く、漏れると低いところや物かげにたまる性質があります。

ニオイをつけてある

LPガスそのものは無色無臭ですが、漏れたときに分かるよう、タマネギが腐ったようなニオイをつけてあります。

燃焼にはたくさんの空気が必要

LPガスが燃焼するには、たくさんの空気が必要となります。

クリーンなガス

LPガスそのものには人体に有毒なCO(一酸化炭素)は含まれていません。

※ただし、換気不足などで不完全燃焼を起こすとCOを発生します。
※LPガスそのものは炭化水素なので、大量に吸い込むと意識を失ったり、窒息することもあります。

液化した状態で容器(ボンベ)に

LPガスは圧力をかけて液化した状態で、LPガス容器(ボンベ)に入っています。

※容器のそばでたき火などをして容器の温度が高くなると、圧力が上昇して安全弁が作動し、空気中にLPガスを放出することがあります。
※液体のLPガスが皮膚にふれると凍傷になることがあります。

LPガスの特徴は?

LPガスは、硫黄分や窒素分もほとんど含まないために、Sox(硫黄酸化物)やNOx(窒素化合物)の排出も少ないので、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)の排出量も少なく、地球に優しい温暖化防止に有効なエネルギーといえます。

LPガスの発熱量は約99MJ(24,000kcal)/㎥あり、都市ガスの2~5倍、天然ガスの2~3倍の総発熱量であり、固形燃料や液体燃料に比べて大きく、操作も簡単で燃焼制御がしやすい、使いやすいエネルギーです。


また、輸送・持ち運びが容易であり全国どこでも供給されています。特に災害時には、どこにでも持ち運びができる特性をおおいに発揮して、さまざまな状況下で活躍する災害に強いエネルギーです。今回の東日本大震災でもLPガス業界の迅速な対応により、仮設住宅などの復旧に大きく貢献し、LPガスが防災都市づくりに不可欠なエネルギーであることを改めて証明しました。


阪神淡路大震災において、予想以上に被害を大きくした原因は火災でした。地震発生から10日間に神戸市内では175件の火災が発生しましたが、LPガスを原因とする火災はありませんでした。その理由として、LPガス容器の元バルブを閉じれば、ほとんどの二次災害を防ぐことが可能であるという点が挙げられます。

安全にお使いいただくために

ガス器具のご使用にあたって

ガス器具のご使用の際は、次の点にご注意ください。

 

  • 必ずLPガス用器具をご使用ください ※都市ガス用器具はご使用になれません。 ※LPガス用器具は全国共通です。
  • 取扱説明書をよく読んで正しくご使用ください。
  • 保証書は大切に保存してください。

 

次のようなときは、当社にご連絡ください。

  • 新しくガス器具を取り付けるとき、また取り外すとき
  • ガス器具に不具合が生じたとき
  • ストーブなどの季節的器具で、取り付け、取り外しが困難なとき

チェックをお忘れなく

LPガスをより安全にご使用いただくため、日ごろのチェックにご協力ください。

換気はしっかり忘れずに

室内でガス器具を使用するときは換気扇を回したり、定期的に窓を開けるなどして、換気を心がけてください。

点火・消火は目で確認

ガス器具への点火・消火時は目で確認するようにしてください。ガス器具のそばには燃えやすいものを置かないように、また、ガスの使用中はその場を離れないようにしてください。

青い炎でご使用を

ガスの炎は、必ず“青い炎”でご使用ください。赤っぽい炎は、不完全燃焼をしています。

 

 

ガスコンロの目づまりなどは、不完全燃焼の原因となります。ガス器具はこまめにお手入れを

器具ブラシなどで定期的に掃除してください。
※ガス器具のお手入れで、ネジなどを取りはずす必要がある場合は、必ず当社にご連絡ください。

ガス栓・器具栓のチェック

  • お休み前やお出かけになるときは、ガス栓や器具栓が閉まっているかご確認ください。
  • 使っていないガス栓には、必ずゴムキャップをつけてください。

ゴム管のチェック

ゴム管は定期的に点検し、ひび割れやかたくなったものは早めにお取り替えください。

バスルームのチェック

排気筒に鳥が巣をつくったり、異物がつまったりすることがあります。
また、排気筒がはずれていないかなど、定期的にチェックしてください。

災害時の対策

異常があった場合、また災害後に再びガスをご使用する場合は、必ず当社にご連絡ください。

火災のときは…

戸外の容器バルブを閉めてください。また消防署員などに容器の位置を知らせ、その後の処置を依頼してください。

地震のときは…

ガス栓・器具栓を閉め、火を全て消します。揺れの大きな時は、おさまった後で戸外の容器バルブも閉めてください。

台風や洪水のときは…

容器バルブを閉め、容器が倒れたり、流されたりしないように、ロープなどでしっかりと固定してください。

雪の多い地方にお住まいの方へ

雪で容器が埋まったり、屋根からの落雪で調整器や配管、メーターなどが壊れるおそれがあります。雪囲いや容器小屋を設置し、そのまわりを除雪してください。
また、雪おろしの際は、LPガス設備に損傷をあたえないよう、十分注意してください。

容器バルブの閉め方

災害のときに容器バルブを閉めることは、二次災害の防止にも役立ちます。
容器バルブを閉めるときは、時計と同じ右に回すと閉まります。

ガス臭いと感じたとき

ガスのニオイに気付いたとき、ガス警報器が鳴ったときの手順を日ごろから確認しておきましょう。ガスが漏れたときは当社に連絡していただき、点検を受けるまでガスは使用しないでください。

ガスのニオイに気づいたら…

室内の火は全部消してください
マッチをすったり、タバコを吸ったりは危険です。

ガス栓・器具栓を閉めてください

ガス警報器が鳴ったら…

コンセントやスイッチには触れないでください
火花が出てガスに着火するおそれがあります。
換気扇は絶対に回さないでください。すでに回っている換気扇は
そのままに。

窓や扉を十分に開けてください
風通しを良くしてガスを屋外へ追い出します。

ガスが出ないとき

まず確認!チェックポイント

ガスが出ないときは、まずご確認ください。

ガス臭くないですか?
ガス臭いときは、すぐにガス栓を閉めていただき、当社までご連絡ください。

ガス栓・器具栓が閉まっていませんか?
ほかのガス機器は使えますか?
ほかのガス機器が使えたときは、ガス器具の故障の可能性があります。当社で故障修理を承ります。

でもガスが出ないときは

ガスメーターの栓は横になっていませんか?
ガスメーターの栓を縦にしてください。

ガスメーターは点滅していますか?
ガスメーターのランプが点滅していたら、操作をお願いします。

 

復帰の手順 

マイコンメーターの復帰方法

マイコンメーターが働き、ガスがしゃ断されたときには、次のような手順で復帰させてください。

  • 1.器具栓・ガス栓をしめ、原因を調べて直す。
  • 2.メーターの復帰ボタンを約2秒間押す。
  • 3.そのまま約1分待つ。
  • 4.約1分後には、ガスは元通り使えるようになります。
  • 5.安全確認の結果、マイコンメーターが再び異常を感知した場合は、ガスが復帰しません。(この場合は復帰操作を繰り返さず、すぐに連絡して点検を受けてください)

<ご注意>
マイコンメーターは、上記のような機能を備えていますが、全てのガス漏れをしゃ断したり、ガス爆発事故を完全に防止したりすることや、「天ぷら火災」「排ガス中毒事故」などのあらゆる事故を防止するものではありません。

 

それでもガスが出ないときは

当社までご連絡ください。

頻繁にガスが出なくなるときは

ガスメーターは、電気のブレーカーに相当するものです。
ガス機器を増設した、などによってご使用になるガスの量が増加したときは、号数の小さいガスメーターからより大きなガスメーターに交換が必要です(無料)。

頻繁にガスが止まるときは、お使いのガスの量と、ガスメーターの号数が適合していない可能性があります。

当社までご連絡ください。

お問合せ先一覧

マイコンメーターの機能

マイコンメーターの機能

お客さまのお宅に設置されているマイコンメーターは、LPガスを安心・安全にお使いいただくための保安機器です。

マイコンメーターは、ガスの安全を見守る「保安機器」として、次のようなときにガスをしゃ断します。

しゃ断・警告の理由考えられる原因液晶表示
大量のガスが流れた
  • ゴム管はずれ
  • ガス機器が増えた
  • 一度にたくさんガス機器を使用した
点滅
長時間ガスが流れた
  • 風呂など機器の消し忘れ
  • 煮物などで長時間コンロを使用した
点滅
警報器が鳴った
地震があった
  • ゴム管はずれ
  • 吹きこぼれ、立ち消えなどによるガスもれ
点滅
ガスの圧力が低下した
  • LPガスの圧力が下がっている
点滅
供給を停止
  • 入居時の開栓手続きが未済
  • 料金未納による供給停止

LPガス保安業務とは?

LPガスは、「液化石油ガス法」の中で販売店に7つの保安業務が明確に義務づけられております。この業務は、LPガスの保安機関として認定を受けたガス販売店か、ガス販売店の委託を受けた認定保安機関が行います。 当社では、保安業務を自社で実施する他に次の認定保安機関へ委託しております。点検の際は、ご理解とご協力をお願いします。

保安業務の内容

 

保安業務内容認定保安機関(事業所)認定保安機関(委託先)
1.供給開始時点検・調査
※供給開始時に行います。
盛岡ガス燃料(株) 委託なし
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 委託なし
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 委託なし
2.容器交換時等供給設備点検
※容器の交換時に(又は月1回以上)行います。
盛岡ガス燃料(株) (株)アストモスガスセンター岩手
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 (株)アストモスガスセンター岩手
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 (株)アストモスガスセンター岩手
3.定期供給設備点検
※4年以内に1回行います。
盛岡ガス燃料(株) (協)盛岡エルピーガス防災センター
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 (協)盛岡エルピーガス防災センター
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 (協)胆江エルピーガス防災センター
(協)花巻エルピーガス防災センター
4.定期消費設備調査
※4年以内に1回行います。
盛岡ガス燃料(株) (協)盛岡エルピーガス防災センター
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 (協)盛岡エルピーガス防災センター
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 (協)胆江エルピーガス防災センター
(協)花巻エルピーガス防災センター
5.周知
※年1回(又は2年に1回)行います。
盛岡ガス燃料(株) 委託なし
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 委託なし
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 委託なし
6.緊急時対応
※ガス漏れなどの時、速やかに対応します。(24時間365日無料対応)
盛岡ガス燃料(株) 委託なし
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 委託なし
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 委託なし
7.緊急時連絡
※ガス漏れなどの時、速やかに対応します。(24時間365日無料対応)
盛岡ガス燃料(株) 委託なし
盛岡ガス燃料(株)日詰営業所 委託なし
盛岡ガス燃料(株)北上営業所 委託なし

LPガス設備と保安業務

LPガス設備

LPガス設備は、法律により「供給設備」と「消費設備」の2つに区分されています。

供給設備

容器からガスメーターまでのことです。この部分はLPガス販売店が責任を持って管理いたします。

消費設備

ガスメーターの出口からガス器具まで(メーターのない場合は、容器からガス器具まで)のことです。お客さまご自身の責任で、安全にご使用ください。また、ご使用中に目を離さないようご注意ください。

 

保安業務

お客様の安心・安全のため、液化石油ガス法に基づき、次のような際に調査を行います。

お客様のご協力をお願いいたします。

 

  1. 容器交換のつど

    LPガス容器・圧力調整器・容器バルブ・ガス供給管などの外観点検を行います。

  2. 1年に1回以上

    地下室など、配管からのガス漏れ調査などを行います。

  3. 4年に1回以上

    圧力調整器の機能点検、配管のガス漏れ調査、ガス機器や給排気設備等の調査など、LPガス設備全般についての点検・調査を行います。

     

集中監視システムとは?

お客さまの電話回線を利用して端末機器と集中監視センター(当社)間で、情報交換を行うことにより保安情報管理、自動検針等が可能なシステムです。

ガス漏れ等、万一異常が発生した場合には、マイコンメータが自動的にガスを遮断します。
同時に伝送装置(端末機器)が電話回線を通じて、当社へ自動通報します。

通報受信した当社では、お客さま宅に電話連絡又は、必要に応じて出動して適切な措置をします。

集中監視システムのお申し込みをご希望のお客さまは、当社までご連絡ください。
なお、お客さまの電話回線を調査してから工事を行いますが、回線種別等や供給形態により接続
できない場合があります。

▲上に戻る